福岡県石油コンビナート等総合防災訓練        
地震発生でガソリンタンク火災、有毒ガス発生などを想定/海保ヘリが救助、完全密閉型防護服で救出

 同時多発テロが発生した2年目の9月11日、福岡地区石油コンビナート等特別防災 区域(福岡市中央区荒津)において防災訓練(訓練本部長 麻生渡県知事)が実施された。
 同日午前10時ごろ地震(M7・3)が発生しガソリンタンクが火災(陸上災害)、津波などによりタンカーが桟橋に衝突し船首亀裂部から重油が流出、乗組員が海中に転落。タンカー衝突で、付近岸壁に埋設されたパイプラインに残留する化学薬品が漏洩し、 有毒ガスが発生。オイルフェンス展張中の作業員が海中に転落。タンカー船首亀裂部付近から出火、船舶火災が発生するなどを想定。    
 陸・海上自衛隊、海上保安本部、県警察本部、福岡市消防局等が実施機関となり、 事故調査・通報、流出油泡消火・拡大防止、交通規制・広報、海中転落者のはしご車 ・海自掃海艇搭載ボート・県警警備艇・福岡市消防ヘリ・海保ヘリ救助、有毒ガス負傷者救出などを、本番そのままに緊張したなか訓練が実施された。

 訓練の視察に臨んだ広田県議は「特別防災区域において発生するおそれのある災害に対して、こうした総合的な防災訓練を実施することにより、災害時における応急対策の機能強化を図るとともに、広く県民の防災意識の高揚に寄与することが肝要だ」と、感想を述べた。