《地方主権の確立に向け》
北部東北三県が広域連携事業/平成22年、三県合体
合体後、5〜10年程度で道州制へ移行/地方分権特別委が視察

▲「道州制」などについて活発に議論(岩手県議会にて)。  広田県議は、11月20日地方分権推進対策調査特別委員会の視察で岩手県を訪問した。
 同県を含め青森、秋田の北部東北三県は「道州制」をにらみ、広域連携事業に取組んで来ており、その状況等について意見交換をした。

《連携の狙い》

 今日の分権時代にあって、地域が自立性を高めながら効率的に諸課題に対応していくためには、県境を越えた県同士の連携を進めていく必要がある。
 時代の流れを踏まえ、地方主権を確立していく観点から、地方分権が進んだ先の北部東北の将来像について、今後の三県の連携強化のあり方を検討するとともに、国と地方の役割分担を整理し、それぞれが行う事務を明確にした上で、県合体など望ましい。

地方自治の姿を検討する。
《知事サミットのテーマ》

平成9年  「観光〜21世紀の新たな観光を語る〜」
平成10年 「環境〜北東北からの提案・21世紀人と環境新時代」
平成11年 「産業と情報〜情報ネットワークによる北東北の産業〜」
平成12年 「食料〜21世紀の日本・世界の食料に貢献する北東北〜」
      「子ども〜輝け北東北の子どもたち」
平成13年 「循環型社会の形成に向けて」
平成14年 「21世紀型の健康」
平成15年 「文化交流」

《主な広域連携事業》

☆ 三県共通の「県外産業廃棄物の搬入に係る事前協議等に関する条例」「産業廃棄物税条例」を設置
☆ 県境における不法投棄の合同パトロールの実施
☆ 文化観光振興アクションプラン策定
☆ 観光キャンペーンの実施
☆ 三県福岡合同事務所「みちのく夢プラザ」の設置
☆ 地方債の共同発行
《広域政策研究会報告書の提言》
☆ 北東北三県の一体化(平成22年までに)、道州制への移行(三県合体後、5〜10年程度で)
☆ 住民、NPOによる「北東北パートナーシップ政策研究会フォーラム」の設置

《広域政策推進会議の設置》

(検討事項)広域連携の強化方策
     グランドデザイン
     広域行政についての新たな自治制度
新たな地域経営「地域ガバナンス」の実現
     県民への情報提供、県民意識の醸成

《道州制への流れ》

(1)深刻化する国、地方の財政事情に、行政の効率化、行政サービスの水準維持に、市町村合併、県合体、道州制等への流れは不可避の課題。
(2)北部三県の連携の直接のきっかけは、「みちのく三県」で福岡や大阪、名古屋、ソウル、シンガポール等に合同事務所を設置することから。
(3)道州制の理想として最終範囲を全東北六県としている。が、宮城、福島、山形の南部三県は伊達藩の流れもあり、仙台経済圏としてのまとまりとなっている。北部三県もそれぞれの思いがあって弱冠の温度差がある。
(4)国と地方の役割分担の明確化。国の支分局の存在意義の見直し。
(5)国と市町村(基礎的自治体)をつなぐ機能としての「かたち」をどうするか。道州制はその選択肢のひとつ。
(意見交換のなかから)。