広田誠一君を励ます会

平成14年11月26日 福岡リーセントホテル

●広田誠一氏の挨拶


 皆様、本日は誠にありがとうございます。
 武田副知事をはじめ、各団体の皆様、地元町内会の方あるいは学校の同窓会メンバー 等々、公私共に大変お忙しい中、私のためにこのように多数の皆さんにお集まりいただきまして望外の喜びであります。 更に、ただ今は来賓の方々には過分なお言葉を賜り、身に余る光栄に存じます。そして、 後援会、支持者の方々には、『広田頑張れ』と、このように盛大に「励ます会」を催していただき厚く御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

 お陰様でこれまで皆様方のご支援に支えられまして三期十二年間、議員を務めさせていただきました。多くの方にご指導、ご鞭撻をいただき感謝申上げたいと思います。
 この場をお借りし、これまで議員としてどのような事に取り組んで来たのか。その内容を 二、三報告したいと思います。
 その前に、私の議会ポストについて若干触れさせていただきたいと思います。
 議会というところは議席数に基づく世界です。公明党、一期、二期のとき、議員7名でした。それが、三期目のとき、本当に皆さんの支援の拡大により10議席に、更に意見を同じくする仲間が加わり、12名、12議席へとなりました。ドンと方式で委員長ポ ス トが配分されて、厚生環境委員長に推されまして二年務めました。常任委員長をとると、種々の審議会の委員を仰せつかります。介護保険制度策定計画審議会、覚せい剤 防 止の審議会や障害者政策促進審議会、県地域福祉振興基金の理事、日赤赤い羽募金の評議員等々などで、数倍にも発言範囲が広がりました。この常任委員長の次は、13年に少子高齢化社会対策調査特別委員長に就きました。本来2年の任期でしたが、一年務め、 監査委員に推され現在、監査委員として今その仕事に専念しております。議会三役の 一 つに、3期生としては初めて就かせていただきました。

 さて、これまでどういう事を特にこの1期4年間にしてきたのか、ということにつきましてご報告させていただきます。
 まず1点は、事務事業を評価する「評価制度」の導入に尽力しました。
 一旦事業化されると公共の場合、途中でストップかけにくい。国の補助事業ということで、 全国一律という形のため勝手にストップさせることが困難とされていました。県の財 政自体、借金ばかりが増え、そんなことは許されない。債権の利息負担など固定費が高くなり経常経費比率が90数パーセントの高止まり。思い切った政策展開が困難になってきている。 特に平成10年、11年当時は危機的状況にありました。 そこで私は、平成11年、費用対効果、時間対効果など一定の「評価基準」を設けて、 徹底して事業評価、政策評価をすべきであると、私は厳しく執行部に迫りました。国の動 きなどを掴みながら迫りました。 そして、12年度に県は「行政評価制度」を導入し、その結果は次に述べるとおりです。 平成12年は、15事業を事前、事後評価しました。 平成13年は、90事業を評価の対象としました。その中で「継続は適当でない」と5事業を中止しました。 平成14年は、150事業を対象に、その中で新規43事業を事前評価し、11事業を「実施不適当」であると中止しました。この制度導入のおかげで、成果を重視し、行政の総合性の確保への転換が図られました。

  二つ目に、国の制度も含め、制度と制度の谷間、隘路に陥り見放され、苦しんでいる人たちの問題の解決に、重点的に取組んで来ました。
 一つは、高次脳機能障害者の問題があります。昨年の今ごろ、脳外傷友の会「ぷらむ」の役員の方より、モデル事業に福岡県として手を挙げるように要請してほしいと要望がありました。交通事故などで一命はとりとめたものの、頭をぶつけて脳に障害を残してしまった。外観は普通ですが、考えがまとまらずパニックを起こしてしまう、職場復帰ができない。本人も大変ですが、家族の方々の苦労も計り知れません。 現在のところ医学的知見が集約されていない。それで医療のあり方、リハビリの方法、判 定基準などを確立するためそうしたケースの蓄積を、モデル事業として国が呼びかけているのに対し、福岡県も実施すべきであると奔走し、昨13年度の補正で県、福岡市、 北九 州市とで連携して始まりました。

 次に、カネミ油症問題です。
 昭和43年10月報じられ突然表面化した。米糠を原料とした食用油の製造過程で脱臭剤として使われたPCB(ポリ塩化ビフェニ−ル)がタンクのひびで混入したのが原因とされた。が、そうではなくそのPCBの不純物であるダイオキシン類の一種PCDF(ポリ塩化ジベンゾフラン)が真の原因であった。国はPCBでなく、 PCDFであったと、早い時点で突き止めながら昨年の国会での公明党の指摘まで認めなかった。油症患者の認定の判定基準がやっと実態と一致し、検診内容が拡充されました。 国会議員と県会議員、市会議員が一体となって取組んだ結果でした。

 次に、LD、ADHD児といわれる学習障害、注意欠陥多動性の子供たちの問題です。 読み書きや計算など特定の行為ができなかったり、教師の注意が聞けず、授業中に騒 いだりする子供たちです。学校側がそれは分からず子供たちが怠けているなどと対応を誤ると、 切れる子供になったり、こじれてしまって閉じこもりになったりする。国の調べでは約6パーセントの比率であるとのことです。それで、14年2月本会議でその対策を迫り、 県教育委員会として学習障害児については、小中学校に「校内対策委員会」が設置されました。 9月現在、7割の学校に設置されている状況です。そして、注意欠陥多動性障害児については、指導方法の手引きの作成に今年度着手させた、ところです。
 ともあれ、政治や行政の谷間でまだまだ放置された未解決の問題等々があります。

 また「構造改革」は経済や金融の世界だけではありません。福祉の分野も進んでいます。 社会福祉事業法が改正されました。福祉は公の仕事とされていたのが、民間の参入が可能になりました。それまで施設入所など「措置」といって公が決めていた。利用者は屈辱感を味わされていました。そうではなく、利用者が主人公。大変革です。サービスの中味を利用者が選択する。ただまだ選択の中味が問題です。福祉の中味をいよいよ本物にしていかなければなりません。そのためにも頑張ります。

 最後に、皆様にお願いがあります。4月14日の県議選と同時に福岡市議会議員選挙が行われます。東区で、これまで2議席を得ていましたが、今回3議席確保に挑戦させていただきます。是非とも、これから紹介する3候補のご支援を、あわせてお願いしたいと思い ます。
 では、市議会予定候補を紹介します。
 まず、渡辺裕江さんですが、公明党福岡市議会として、初の女性候補であり、希望の新人 です。
 次に、山口剛司さんですが、44歳、現在岩田屋の外商部担当部長を務めています。
 そして、中原貢さんですが、今回、五期目への挑戦です。
 私は今年還暦を迎えました。これからが議員としての本番です。是非とも、再び存分に働く仕事場を与えてください。皆さんが頼りです。必ずや皆さんの付託にお応えしていきます。
 最後の最後まで力強いご支援をお願い申し上げる次第であります。何卒、よろしくお願い申し上げます。

●来賓挨拶より    
▲福岡県副知事 武田文男氏 ▲門塾塾長 北原 隆氏 ▲福岡県行政書士会 法規部長 須郷昌徳氏


▲油症医療恒久救済対策協議会会長 矢野忠義氏
 カネミ油症事件から今34年たっております。
 その間、公明党は私に陰になり陽になりしながら支援し、応援してくれました。内田善利氏、小平芳平氏には大変お世話になりました。

 しかしこの34年間、油症被害者は地獄の底でした。カネミ油症事件の運動は共産党の運動だとずっと言われてきました。しかし、そうではありません。共産党の弁護 団にだまされて油症被害者は食い物にされ、地獄の底をはっております。
 共産党の弁護団 は、「拉致犯」と同じようにまったく悪質な団体であります。庶民を助けるための弁護士が被害者を食い物にして地獄の底に追い落とす。ある人は腹を切って死ぬ。ある人は首をつって死ぬ。無念のあまりにそういう事態が今続いているわけです。

 しかるに公明党の方々は一生懸命私を支持し応援してくれております。特に私は広田県議がおられなかったならば今この壇上にあがることはできなかったのです。
 そのお陰で坂口厚生労働大臣は就任以来、ハンセン病、血友病、C型肝炎の対策を次々と講じてくれています。そしてカネミ油症の医療対策において大英断をされました。本来カネミ油症は食中毒とされていまし た。 それを環境公害・環境被害として取り上げてくれました。これらの坂口厚生労働大臣、公明党の一連の政策は歴史に残る大英断であり、他の政党、民主党、共産党、社民党などはできなかったことを成し遂げられたことに私は非常に感銘しております。

 また、公明党は「生活与党」ということを前面に出しておられ、このことは私たち庶民が一番に願うことなのです。今までの政党は企業中心でして、どこから金が生えてくるか、どうしたら儲かるか、自分自身の出世と名誉のためだけで動いておりました。その中で公明党は「生活与党」を前面に押しだしました。今までの政治家ができなかったこと、政治ができなかったことを進めることこそ真の政党であると思います。

 私たちのカネミ油症事件はまだまだ終わっておりません。今からが大変な時期にかかってきます。それを広田県議は私たちを一 生懸命支援し応援してくださっています。私たちもそれに答えていきたいと思いま す。